愛すべきお若い皆様へ
人として、男としてまだまだ未熟で勉強不足な私ではございますが、ここにきて一つ、単純な事だからこそ気付きにくかったものが見えましたので、僭越ながらここに綴っておこうかと存じます。

未来あるお若い皆様、【自分にできる事】を探すのではなく、【自分がやりたい事】を探して下さい。
私は体操教室をやっています。 最近、何故この仕事を選んだのだろうとよく考えます。
起業しようと決めた時点では、私の中で特に何をやっても良いなと考えておりました。 但し、自分にだからできる仕事、自分がやることで何らかの価値や意義が生まれる職種にしようということは決めておりました。
私がやる理由、意味が欲しかったのです。 『誰にでもできる簡単なお仕事』はしたくなかったですし、何よりもそのフレーズが私は大っ嫌いなのです(笑)。
一番肝心だったことはやはり、【やりたかった】からなのです。
性格的に、『自分なら出来るだろう』という自信はありましたし、『自分がやるならこれだ』と迷いはありませんでした。
自分がやることで、きっと人様に喜んでいただける。 最低でも、良いきっかけを与えることはできるだろうと。
そう、私がやったから、たまたまテーマが体操になったというだけで、【教室】と名の付く場所において重要なのは、【きっかけを与える】という事なのだろうと思います。
興味を持った人に、誰かがそれをできる場所を創れば、最低でも自分に合っているのかどうかくらいは判断できるチャンスが生まれます。 もしそこで、それを【好き】になってしまえれば、ある程度の結果は取れたようなものです。
人間、好きなものには、驚くほどの情熱を注ぐことが出来ます。 ほかの人が『辛い・苦しい』と感じる、上手くなるために必要な当たり前の努力でさえ、苦労とは感じません。 上手くなった自分、できなかった事が出来るようになった自分を、まずは夢見て、そして決意に変えて、そこに到達するために【今すべきこと】のみを見るようになるからです。
苦労を苦労に感じないことほど、【物事の上達】という部分をみたときに強いものはないでしょう。
私はちょうど20歳の時、歌手になりかけた←ここ重要(笑)事があったので、歌がある程度は歌えます。 歌も独学でしたが、自分の歌唱力が、例え原石という意味でもスカウトマンというプロの目に留めていただけたのは大変光栄でしたし、自信に繋がりました。
モデルもやりました。こちらは仕事として、数々の貴重な経験と知識を現場で得ることが出来ました。 今、プロのパフォーマーの方々に演じる側としてのアドバイスが出来るのは、あの時期にその業界の裏も表もしっかり見させていただいて、学んだお陰です。
タレントやモデルを使う側・演じる側。 撮影現場やステージではその進行を支える数多くのスタッフさん達。 放映や各メディア・ソフト化が絡むものであれば、その後の編集や調整作業にあたるエンジニアさんやクリエイターさん等、たった一つの作品やステージのために、信じられないほど多くの人達が関わっているのです。 だからこそ、それぞれの苦労を理解したうえで、自分に与えられた仕事は最低で100%、期待された通りのもの、若しくはそれ以上のものを提供できねばなりません。 できなければ、プロ失格です。
20代後半では、芸事以外の社会経験を増やすため、一般企業でサラリーマンもしていました。 接客業の楽しさと難しさ、奥深さを学んだのはこの頃です。
話が遠回りしてしまいましたが、大事なのは【きっかけ】を得る事。 自分が興味を持てた世界であれば、どんどん飛び込んでみて、【好きになれるか】を確認して下さい。 但し、ここで更に重要なことは、その【きっかけ】を得る為の【興味】を湧かせるのは自分自身だという事です。
最近、教室に来る若い子に『趣味は何だい?』と聞いても、答えられない方が増えてきています。
インターネット社会となり、情報があふれるこの時代において、自分がワクワクする事、カッコいいとか綺麗だとかいう【対象】の幅がとんでもなく広がったが為に、【取り敢えず私はこれ!】とすることが難しいのでしょう。 選択肢が多すぎると、一つ一つの本質を見極めようにも、注意力が散漫となり、決めにくくなるのです。
いろいろと選べる自由、調べれば何でもある程度の情報が得られる便利さの代償は、間違いなくこれです。
だからこそ、これ以降の時代では【直感】と【行動力】が問われるでしょう。 そしてそのために必要なのは、【豊かな感受性】です。
SNS等インターネット上に限らず、人に叩かれるのを恐れて、素直な発言が出来ない世界にしていってはいけません。それは既に実社会において『いじめ』に繋がったりしています。 美しいものは美しい。カッコいいものはカッコイイ。面白いものは面白い。 素直に自分が感じたその気持ちを、自分で押し殺してしまうなら、なぜあなたは人とは違う形でこの世に生まれてきたのでしょうか。
親と子は似ていても、全く同じ形ではありません。 あなただけの容姿と、考えがあるから、あなただけの人生が描いていけるのです。 勿論、人と人は歩み寄り、支えあいながらしか生きていけません。 だから『常識』や『マナー』・『モラル』を学ぶ必要があります。
~察しと思いやりの心を育む場所の創造~ これがaMi体操倶楽部の事業方針です。 ただ、私にとっては、テーマとして体操でなくても良かったという事でした。 歌が歌えれば、ボイストレーナーも出来ますし、モデルの経験を活かしてウォーキングレッスンクラスを組んでも良かったでしょう。 これらは『自分が出来る事』ですが、大事なのはそこではなく、『自分がやりたいかどうか』という事です。 今現在自分にできない事でも、自身が興味を持ってやりたい事であれば、私は今からでもやってやろうと思っています。
体操には柔軟性が必要ですが、現代社会においては、『心の柔軟性』が大切だと私は思います。 素晴らしい事には感動し、悲しい事には涙を流しましょう。 心がよく動かせる人は、きっと物事を評価するときにその心が自分を答えに導いてくれます。
今回も長々と書いてしまいました。 生意気で拙い文章ですが、私よりお若い方々の中で、必要なキーワードが一つでも含まれている事、そしてそれが少しでもその方のお役に立てたならという願いを込めて。
というわけで今回はここまで。 ご覧いただきありがとうございました☆

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未来あるお若い皆様、【自分にできる事】を探すのではなく、【自分がやりたい事】を探して下さい。
私は体操教室をやっています。 最近、何故この仕事を選んだのだろうとよく考えます。
起業しようと決めた時点では、私の中で特に何をやっても良いなと考えておりました。 但し、自分にだからできる仕事、自分がやることで何らかの価値や意義が生まれる職種にしようということは決めておりました。
私がやる理由、意味が欲しかったのです。 『誰にでもできる簡単なお仕事』はしたくなかったですし、何よりもそのフレーズが私は大っ嫌いなのです(笑)。
一番肝心だったことはやはり、【やりたかった】からなのです。
性格的に、『自分なら出来るだろう』という自信はありましたし、『自分がやるならこれだ』と迷いはありませんでした。
自分がやることで、きっと人様に喜んでいただける。 最低でも、良いきっかけを与えることはできるだろうと。
そう、私がやったから、たまたまテーマが体操になったというだけで、【教室】と名の付く場所において重要なのは、【きっかけを与える】という事なのだろうと思います。
興味を持った人に、誰かがそれをできる場所を創れば、最低でも自分に合っているのかどうかくらいは判断できるチャンスが生まれます。 もしそこで、それを【好き】になってしまえれば、ある程度の結果は取れたようなものです。
人間、好きなものには、驚くほどの情熱を注ぐことが出来ます。 ほかの人が『辛い・苦しい』と感じる、上手くなるために必要な当たり前の努力でさえ、苦労とは感じません。 上手くなった自分、できなかった事が出来るようになった自分を、まずは夢見て、そして決意に変えて、そこに到達するために【今すべきこと】のみを見るようになるからです。
苦労を苦労に感じないことほど、【物事の上達】という部分をみたときに強いものはないでしょう。
私はちょうど20歳の時、歌手になりかけた←ここ重要(笑)事があったので、歌がある程度は歌えます。 歌も独学でしたが、自分の歌唱力が、例え原石という意味でもスカウトマンというプロの目に留めていただけたのは大変光栄でしたし、自信に繋がりました。
モデルもやりました。こちらは仕事として、数々の貴重な経験と知識を現場で得ることが出来ました。 今、プロのパフォーマーの方々に演じる側としてのアドバイスが出来るのは、あの時期にその業界の裏も表もしっかり見させていただいて、学んだお陰です。
タレントやモデルを使う側・演じる側。 撮影現場やステージではその進行を支える数多くのスタッフさん達。 放映や各メディア・ソフト化が絡むものであれば、その後の編集や調整作業にあたるエンジニアさんやクリエイターさん等、たった一つの作品やステージのために、信じられないほど多くの人達が関わっているのです。 だからこそ、それぞれの苦労を理解したうえで、自分に与えられた仕事は最低で100%、期待された通りのもの、若しくはそれ以上のものを提供できねばなりません。 できなければ、プロ失格です。
20代後半では、芸事以外の社会経験を増やすため、一般企業でサラリーマンもしていました。 接客業の楽しさと難しさ、奥深さを学んだのはこの頃です。
話が遠回りしてしまいましたが、大事なのは【きっかけ】を得る事。 自分が興味を持てた世界であれば、どんどん飛び込んでみて、【好きになれるか】を確認して下さい。 但し、ここで更に重要なことは、その【きっかけ】を得る為の【興味】を湧かせるのは自分自身だという事です。
最近、教室に来る若い子に『趣味は何だい?』と聞いても、答えられない方が増えてきています。
インターネット社会となり、情報があふれるこの時代において、自分がワクワクする事、カッコいいとか綺麗だとかいう【対象】の幅がとんでもなく広がったが為に、【取り敢えず私はこれ!】とすることが難しいのでしょう。 選択肢が多すぎると、一つ一つの本質を見極めようにも、注意力が散漫となり、決めにくくなるのです。
いろいろと選べる自由、調べれば何でもある程度の情報が得られる便利さの代償は、間違いなくこれです。
だからこそ、これ以降の時代では【直感】と【行動力】が問われるでしょう。 そしてそのために必要なのは、【豊かな感受性】です。
SNS等インターネット上に限らず、人に叩かれるのを恐れて、素直な発言が出来ない世界にしていってはいけません。それは既に実社会において『いじめ』に繋がったりしています。 美しいものは美しい。カッコいいものはカッコイイ。面白いものは面白い。 素直に自分が感じたその気持ちを、自分で押し殺してしまうなら、なぜあなたは人とは違う形でこの世に生まれてきたのでしょうか。
親と子は似ていても、全く同じ形ではありません。 あなただけの容姿と、考えがあるから、あなただけの人生が描いていけるのです。 勿論、人と人は歩み寄り、支えあいながらしか生きていけません。 だから『常識』や『マナー』・『モラル』を学ぶ必要があります。
~察しと思いやりの心を育む場所の創造~ これがaMi体操倶楽部の事業方針です。 ただ、私にとっては、テーマとして体操でなくても良かったという事でした。 歌が歌えれば、ボイストレーナーも出来ますし、モデルの経験を活かしてウォーキングレッスンクラスを組んでも良かったでしょう。 これらは『自分が出来る事』ですが、大事なのはそこではなく、『自分がやりたいかどうか』という事です。 今現在自分にできない事でも、自身が興味を持ってやりたい事であれば、私は今からでもやってやろうと思っています。
体操には柔軟性が必要ですが、現代社会においては、『心の柔軟性』が大切だと私は思います。 素晴らしい事には感動し、悲しい事には涙を流しましょう。 心がよく動かせる人は、きっと物事を評価するときにその心が自分を答えに導いてくれます。
今回も長々と書いてしまいました。 生意気で拙い文章ですが、私よりお若い方々の中で、必要なキーワードが一つでも含まれている事、そしてそれが少しでもその方のお役に立てたならという願いを込めて。
というわけで今回はここまで。 ご覧いただきありがとうございました☆
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