体操をやってきて良かったと思えた日
12年ぶりの団体金!!!!!!! 日本選手の皆さま、本当におめでとうございます!!!!!!!
そして感動を、ありがとうございました!!!!!!!
内村選手がずっと欲しがっていた団体での金、チームの力で勝ち取りましたね。
あんな内村選手の満面の笑顔、初めて見ました。
それぞれの役割をしっかりと果たせてこそ、団体戦での結果は出るものです。 今回はそれを見事に選手の皆さまがやってのけてくださいました。
個人的に、団体で金を取るなら、一番『このメンバーで勝ち取って欲しい』と思っていたチームなので、感動もひとしおです。
私個人の話で恐縮ですが、私は中学に新体操部があったことがきっかけで、体操の世界に入りました。 運動が苦手だった私が、一生懸命練習し、努力することで憧れていた一つの技が綺麗に跳べるようになりました。『こんな自分でも頑張れば跳べるようになるんだ』とその魅力にとり付かれ、練習に明け暮れました。
そして『器具にも摑まってみたい』と、高校で器械体操へと転向します。
新体操で学んだ『美しい姿勢』の意義とこだわり。 それは器械体操でも技を実施するうえでの私自身の誓いとして貫いてきました。
『難度の高い技が回れても、美しく実施できなければ使う価値はない』
幼少期から体操をやってきている方々には、技の難度では私は到底勝てません。 だったら自分は、難度は低くとも誰よりも高く、美しく技を跳んでやろう。 そう決意して、日々の練習を重ねておりました。
部活以外の時間は、農道で。稲刈り時期であれば稲刈り後の田んぼでタンブリングの練習をしていた私は、そのお陰で脚力だけは自信がありました。 良い角度でしっかり蹴らないと、粘土質の土の上ではそれなりの高さで宙返りは出来ません。
自然と『高山トレーニング』のようなことをしていたわけです。
好きになったからやっていただけなのですが、自分なりのこだわりを持ちつつ、部活という組織の中でやっていると『試合』が絡んできます。 運が良かったというのもございますが、インターハイに出場できたのも、自分が体操で一番大切だと感じている『姿勢の美しさ』にこだわっていたからだと思うのです。
体操では、難しい技を美しく跳べる人こそ、最強であるべきなのです。
そして日本人から現れました。 内村選手です。 彼の体操を見たとき、『とうとう自分の理想の体操を体現してくれる選手が出てきた!!!』と感動しました。
結果を示し、その王者の放つ言葉は世界の体操へ影響力を持ち始めます。 『体操は美しくなければならない』 『難しい技を体操を知らない人に見せて、綺麗だと言わせられたら本物』
私の現役時代がそうだったのですが、見た目の派手さを競うような、いわばサーカス化し始めていた体操の採点規則が、現在は技実施の際、姿勢を伴っていなければ評価されないものへと改訂されていきます。
これにより、王者の王者であるべく理由は、ゆるぎないものとなりました。
本来の体操のあり方。 美しさ・力強さ・芸術性・創造性の全てが求められるスポーツであること。 私自身、体操が好きな理由は全てここにあります。 自身の体一つで、これらの要素全てを表現していく、素晴らしいスポーツ・競技です。
やったらやった分だけ、必ず返してくれる。 逆にサボったらサボった以上に、下手になっていく。 非常に潔いスポーツでもあります。 ここに私は惚れました。
前回の記事ではありませんが、今日ほど体操というスポーツを愛し、やってきて良かったと思った日はございません。
そして、体操という日本では決してまだメジャーとは言えない競技を、私自身が選び、関わってきたことを(僭越ながら)誇りに思います。 そう思わせて下さった日本チームの選手の皆さま、本当にありがとうございました。
また今日から、体操技の魅力と素晴らしさ、奥深さを会員の皆さんに全力でお伝えしていきたいと思います。
というわけで今回はここまで。 ご覧いただきありがとうございました☆

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そして感動を、ありがとうございました!!!!!!!
内村選手がずっと欲しがっていた団体での金、チームの力で勝ち取りましたね。
あんな内村選手の満面の笑顔、初めて見ました。
それぞれの役割をしっかりと果たせてこそ、団体戦での結果は出るものです。 今回はそれを見事に選手の皆さまがやってのけてくださいました。
個人的に、団体で金を取るなら、一番『このメンバーで勝ち取って欲しい』と思っていたチームなので、感動もひとしおです。
私個人の話で恐縮ですが、私は中学に新体操部があったことがきっかけで、体操の世界に入りました。 運動が苦手だった私が、一生懸命練習し、努力することで憧れていた一つの技が綺麗に跳べるようになりました。『こんな自分でも頑張れば跳べるようになるんだ』とその魅力にとり付かれ、練習に明け暮れました。
そして『器具にも摑まってみたい』と、高校で器械体操へと転向します。
新体操で学んだ『美しい姿勢』の意義とこだわり。 それは器械体操でも技を実施するうえでの私自身の誓いとして貫いてきました。
『難度の高い技が回れても、美しく実施できなければ使う価値はない』
幼少期から体操をやってきている方々には、技の難度では私は到底勝てません。 だったら自分は、難度は低くとも誰よりも高く、美しく技を跳んでやろう。 そう決意して、日々の練習を重ねておりました。
部活以外の時間は、農道で。稲刈り時期であれば稲刈り後の田んぼでタンブリングの練習をしていた私は、そのお陰で脚力だけは自信がありました。 良い角度でしっかり蹴らないと、粘土質の土の上ではそれなりの高さで宙返りは出来ません。
自然と『高山トレーニング』のようなことをしていたわけです。
好きになったからやっていただけなのですが、自分なりのこだわりを持ちつつ、部活という組織の中でやっていると『試合』が絡んできます。 運が良かったというのもございますが、インターハイに出場できたのも、自分が体操で一番大切だと感じている『姿勢の美しさ』にこだわっていたからだと思うのです。
体操では、難しい技を美しく跳べる人こそ、最強であるべきなのです。
そして日本人から現れました。 内村選手です。 彼の体操を見たとき、『とうとう自分の理想の体操を体現してくれる選手が出てきた!!!』と感動しました。
結果を示し、その王者の放つ言葉は世界の体操へ影響力を持ち始めます。 『体操は美しくなければならない』 『難しい技を体操を知らない人に見せて、綺麗だと言わせられたら本物』
私の現役時代がそうだったのですが、見た目の派手さを競うような、いわばサーカス化し始めていた体操の採点規則が、現在は技実施の際、姿勢を伴っていなければ評価されないものへと改訂されていきます。
これにより、王者の王者であるべく理由は、ゆるぎないものとなりました。
本来の体操のあり方。 美しさ・力強さ・芸術性・創造性の全てが求められるスポーツであること。 私自身、体操が好きな理由は全てここにあります。 自身の体一つで、これらの要素全てを表現していく、素晴らしいスポーツ・競技です。
やったらやった分だけ、必ず返してくれる。 逆にサボったらサボった以上に、下手になっていく。 非常に潔いスポーツでもあります。 ここに私は惚れました。
前回の記事ではありませんが、今日ほど体操というスポーツを愛し、やってきて良かったと思った日はございません。
そして、体操という日本では決してまだメジャーとは言えない競技を、私自身が選び、関わってきたことを(僭越ながら)誇りに思います。 そう思わせて下さった日本チームの選手の皆さま、本当にありがとうございました。
また今日から、体操技の魅力と素晴らしさ、奥深さを会員の皆さんに全力でお伝えしていきたいと思います。
というわけで今回はここまで。 ご覧いただきありがとうございました☆
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