大好きなみんなへ
さて今回は木曜クラスのお話です。 詳細は控えますが、いろいろとクラスのメンバーでとっくり話し合い、それぞれが互いのために『今すべきことを見据え、それをしましょう』という事になりました。 各々が教室との関わり方、自身の現状における生活。その他。
しっかりと考えたうえでこの日、レッスン終了時点で5名の方が教室卒業を決断しました。
これは決して体操を上手くなることを諦めたとか、そういう事ではございません。 各々が、より明るい未来のために、正しい決断をされたという事です。
当倶楽部は大人専門体操教室ですので、社会人の方が多く訪れます。 通っているうちに転属や部署変更等でどうしようもなくレッスンを休みがちになってしまう事が度々起こってきます。 そして学生さんも若さという武器があるとはいえ、決して楽ではございません。
学業と部活、学年が上がると受験に向けての準備もせねばなりません。 それに加えて習い事1つ追加となると、相当な覚悟が必要となります。
私がこの仕事を始めた当初は、まだまだ私の年齢・世代的に近い方々が会員さんとしてお越しになっていましたので、時代としての感覚も近しいものがあったのだと思います。 誰もが当たり前に何かしらの部活に入り、それなりに結果を残すために日々、厳しい練習にあたる。 当時の顧問の先生の中には、まだまだ手を出すような先生も多かったわけですが、裏にそれなりの愛も感じていましたし、『やるからには結果を狙うのは当然。練習は厳しくて当たり前』という時代的風潮がございました。
今の時代となっては考えられないことですが、一定の期間内で『成長を見込む』・『結果を取る』という観点から局所的に見れば、それに近い『考え』や『構え』は必要と言えます。 暴力はダメですよ。
私が創ったこのaMi体操倶楽部は、スポーツ教室です。 習い事。 日常生活に絶対に必要であるとまでは言えない、あくまで一部のスキルを専門知識を持つ者によって高めるための『補助機関』に過ぎません。 ですが『教室』と謳うからには、それなりに経験と知識を持ち、指導理論等を構築し、研究を日々重ねている『専門家』がそこには居るという事になります。
但し、通っていれば上手くなるとか、続けているだけで上達するとかいうわけではございません。 結局、努力を重ねてその技術を自分のものにするのはそのご本人です。 私たち指導者というのは、『道しるべ』とか、『船頭』役なのです。 会員さんの代わりに練習して感覚をコピーするように流し込むことは不可能ですし、代わりに努力を重ねておいてその成果を差し上げることもできないのです。
私ども指導者は、先にその道を歩み、そこで得た経験や知識、自分が苦しんで得た感覚、感覚をつかむまでに遠回りしてしまった練習における失敗例を持っています。
それがあるから、これから新たにその道を歩もうとする方に遠回りをさせず、最短で結果に結びつけて差し上げることが出来るのです。
現在の練習進度を瞬時に見極め、現状におけるその人にとって必要で最適な練習内容を即座に提供できてこそ、真の指導者だと私は考えます。 その人が今、どこまで感覚を掴んでいて、次にどんな練習をすれば成長できるのか。指導者というのは、それを経験のもとに伝える『案内役』なのです。
実際に考えながら努力を重ね、結果を取るのは会員さん自身。 結局は全て自分でやっていることなのです。
過去にこの教室を訪れ、結果を取っていった皆さんはそれに気付き、実践して下さいました。
勿論、体操でいえば補助技術も必要となりますので、指導者側の鍛錬や研究努力も当たり前に存在します。
特に我が教室では、手本を示すという部分に重点を置いております。 『正しい姿勢での良い動き』を視覚から直感的に伝えるため、私自身柔軟性の保持は勿論・倒立の制御力だけは落とさぬよう、教室が休みであろうと関係なく毎日、練習しております。
これはプロとして当たり前の努力です。 まず私が背中を見せねばなりません。 例え、直接会員さんの目に触れない陰の努力だとしても。
というわけで結果を取れるかどうかは、受講者と指導者の歩み寄りが肝心、という事になります。 どちらか一方だけが頑張っていてもダメ。 お互いに同じ方向を見て、一緒に努力を重ねましょうという事です。
体操感覚というものは、良い感覚が定着するまでは特に抜けていきやすいものです。 競技レベルでいえば、1日練習を休むと、その休む前の感覚を取り戻すのに最低2週間は必要とされています。 高難度の技で約3週間。 私自身、現役時代は部活が休みの日でも、感覚が抜けないようにどこかで何かしらの練習をしていたものです。
感覚が抜けていかないうちに次の感覚を重ねていく事。 この大切さを知っているからこそ、このaMi体操倶楽部に通う人には出来る限り『参加頻度』を重視し、落とさないように意識していただいています。
週1回、会員さんご自身が無理なく開けられると指定した曜日にほぼ確実にお越しいただけないと、教室側としては結果に導くことが極端に難しくなります。
『参加頻度の低下』これを教室側が黙認することは、成長が見込めないのに参加費用をせしめる事と同義です。 詐欺師ですね。
私はプロとして、これだけは絶対にしてはならないと考えます。
時間とお金に余裕のある方が利用するのが『習い事』であり、補助機関としての『教室』なのだと思います。 人間、無理はきかないものです。 普段の生活でいっぱいいっぱいの方が、そのギリギリなスケジュールの中で習い事をねじ込むというのは、既に無理なのでしょう。 それでもやるというのであれば、相当な『覚悟』と『決断』が必要という事です。
※時間とお金に余裕があっても、結果を掴むためには覚悟や決意、やる気は、当然必要となってきます。 結局そこが一番肝心、という事ですね。
さて、話が長くなりましたが、この日事前にご連絡いただいていた会員さんをお見送りします。

バルーンパフォーマーのエルさんです。

私からは、いつも通りアレンジメントフラワーをご用意しました。 手配してくれたのはうちの元スタッフ・青波健大君ですけど(笑)。

エルさんから、素敵なお品とお手紙を頂戴しました☆ 数々の嬉しいお言葉、ありがとうございます。

ど~~~ん!!!

どど~~~~~ん!!!

皆で体操に取り組みながらいろいろと考え、話し合い、励まし合い、己の目標に向けて努力を重ねてきました。 そしてこの日、
各々が自分が今すべきことを見据え、決断したのです。

これはお互いの関係がクリーンであるための前向きな決断であり、決して悪い話ではありません。 私は懸命に頑張る人の姿が好きで、この仕事を始めました。 ここに写る皆さんはそれを私にしっかりと見せてくれました。 が、通う時期とタイミングが大切という事も今回、私も含めたすべての会員さんが学んだという事です。
私は、体操の技術だけを教えているというつもりはございません。 体操を通して、ともすれば体操の技術以上に大切なことが伝えられたらという願いを胸に、日々のレッスンにあたっております。
そしてここに来てくださる皆さんは、努力の末に技を体得した際に見せてくれるその笑顔で私を感動させ、力を与え、次のレッスンに向けての自信と勇気をプレゼントしてくれるのです。 こんな素晴らしい仕事、ほかにあるでしょうか。
お別れは寂しいものです。 わたしはここで、何百人もの方々をお見送りしてきました。 その度に何ともいえない寂しさを味わい、それを振り切って次の一本のレッスンへ向かってきました。
ここに訪れる皆さんは、本当に素敵な方ばかりで、私は本当に幸せ者だと思います。 私は体操を教えていますが、ここで出会った会員の皆様は、私にいろいろな議題、考えるべきテーマを与えて下さって、その度に大きな学びを得ることが出来ました。
感謝しかございません。
11周年を迎え、時代も令和へと変わり、教室も私自身も変化を迎えるべき時期に来たのかもしれません。
何らかの節目を迎える度に思う事があります。 ああ、私はやっぱりこの仕事が好きなんだな。そして何よりも、ここに来てくれるみんなの事が大切だし、大好きなんだなと。
体操の技術に限らず、もっともっと幅広く勉強して、経験を重ね、ここを訪れる愛すべき人達のお役に立てるよう努力してまいります。
というわけで今回はここまで。ご覧いただきありがとうございました☆

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しっかりと考えたうえでこの日、レッスン終了時点で5名の方が教室卒業を決断しました。
これは決して体操を上手くなることを諦めたとか、そういう事ではございません。 各々が、より明るい未来のために、正しい決断をされたという事です。
当倶楽部は大人専門体操教室ですので、社会人の方が多く訪れます。 通っているうちに転属や部署変更等でどうしようもなくレッスンを休みがちになってしまう事が度々起こってきます。 そして学生さんも若さという武器があるとはいえ、決して楽ではございません。
学業と部活、学年が上がると受験に向けての準備もせねばなりません。 それに加えて習い事1つ追加となると、相当な覚悟が必要となります。
私がこの仕事を始めた当初は、まだまだ私の年齢・世代的に近い方々が会員さんとしてお越しになっていましたので、時代としての感覚も近しいものがあったのだと思います。 誰もが当たり前に何かしらの部活に入り、それなりに結果を残すために日々、厳しい練習にあたる。 当時の顧問の先生の中には、まだまだ手を出すような先生も多かったわけですが、裏にそれなりの愛も感じていましたし、『やるからには結果を狙うのは当然。練習は厳しくて当たり前』という時代的風潮がございました。
今の時代となっては考えられないことですが、一定の期間内で『成長を見込む』・『結果を取る』という観点から局所的に見れば、それに近い『考え』や『構え』は必要と言えます。 暴力はダメですよ。
私が創ったこのaMi体操倶楽部は、スポーツ教室です。 習い事。 日常生活に絶対に必要であるとまでは言えない、あくまで一部のスキルを専門知識を持つ者によって高めるための『補助機関』に過ぎません。 ですが『教室』と謳うからには、それなりに経験と知識を持ち、指導理論等を構築し、研究を日々重ねている『専門家』がそこには居るという事になります。
但し、通っていれば上手くなるとか、続けているだけで上達するとかいうわけではございません。 結局、努力を重ねてその技術を自分のものにするのはそのご本人です。 私たち指導者というのは、『道しるべ』とか、『船頭』役なのです。 会員さんの代わりに練習して感覚をコピーするように流し込むことは不可能ですし、代わりに努力を重ねておいてその成果を差し上げることもできないのです。
私ども指導者は、先にその道を歩み、そこで得た経験や知識、自分が苦しんで得た感覚、感覚をつかむまでに遠回りしてしまった練習における失敗例を持っています。
それがあるから、これから新たにその道を歩もうとする方に遠回りをさせず、最短で結果に結びつけて差し上げることが出来るのです。
現在の練習進度を瞬時に見極め、現状におけるその人にとって必要で最適な練習内容を即座に提供できてこそ、真の指導者だと私は考えます。 その人が今、どこまで感覚を掴んでいて、次にどんな練習をすれば成長できるのか。指導者というのは、それを経験のもとに伝える『案内役』なのです。
実際に考えながら努力を重ね、結果を取るのは会員さん自身。 結局は全て自分でやっていることなのです。
過去にこの教室を訪れ、結果を取っていった皆さんはそれに気付き、実践して下さいました。
勿論、体操でいえば補助技術も必要となりますので、指導者側の鍛錬や研究努力も当たり前に存在します。
特に我が教室では、手本を示すという部分に重点を置いております。 『正しい姿勢での良い動き』を視覚から直感的に伝えるため、私自身柔軟性の保持は勿論・倒立の制御力だけは落とさぬよう、教室が休みであろうと関係なく毎日、練習しております。
これはプロとして当たり前の努力です。 まず私が背中を見せねばなりません。 例え、直接会員さんの目に触れない陰の努力だとしても。
というわけで結果を取れるかどうかは、受講者と指導者の歩み寄りが肝心、という事になります。 どちらか一方だけが頑張っていてもダメ。 お互いに同じ方向を見て、一緒に努力を重ねましょうという事です。
体操感覚というものは、良い感覚が定着するまでは特に抜けていきやすいものです。 競技レベルでいえば、1日練習を休むと、その休む前の感覚を取り戻すのに最低2週間は必要とされています。 高難度の技で約3週間。 私自身、現役時代は部活が休みの日でも、感覚が抜けないようにどこかで何かしらの練習をしていたものです。
感覚が抜けていかないうちに次の感覚を重ねていく事。 この大切さを知っているからこそ、このaMi体操倶楽部に通う人には出来る限り『参加頻度』を重視し、落とさないように意識していただいています。
週1回、会員さんご自身が無理なく開けられると指定した曜日にほぼ確実にお越しいただけないと、教室側としては結果に導くことが極端に難しくなります。
『参加頻度の低下』これを教室側が黙認することは、成長が見込めないのに参加費用をせしめる事と同義です。 詐欺師ですね。
私はプロとして、これだけは絶対にしてはならないと考えます。
時間とお金に余裕のある方が利用するのが『習い事』であり、補助機関としての『教室』なのだと思います。 人間、無理はきかないものです。 普段の生活でいっぱいいっぱいの方が、そのギリギリなスケジュールの中で習い事をねじ込むというのは、既に無理なのでしょう。 それでもやるというのであれば、相当な『覚悟』と『決断』が必要という事です。
※時間とお金に余裕があっても、結果を掴むためには覚悟や決意、やる気は、当然必要となってきます。 結局そこが一番肝心、という事ですね。
さて、話が長くなりましたが、この日事前にご連絡いただいていた会員さんをお見送りします。

バルーンパフォーマーのエルさんです。

私からは、いつも通りアレンジメントフラワーをご用意しました。 手配してくれたのはうちの元スタッフ・青波健大君ですけど(笑)。

エルさんから、素敵なお品とお手紙を頂戴しました☆ 数々の嬉しいお言葉、ありがとうございます。

ど~~~ん!!!

どど~~~~~ん!!!

皆で体操に取り組みながらいろいろと考え、話し合い、励まし合い、己の目標に向けて努力を重ねてきました。 そしてこの日、
各々が自分が今すべきことを見据え、決断したのです。

これはお互いの関係がクリーンであるための前向きな決断であり、決して悪い話ではありません。 私は懸命に頑張る人の姿が好きで、この仕事を始めました。 ここに写る皆さんはそれを私にしっかりと見せてくれました。 が、通う時期とタイミングが大切という事も今回、私も含めたすべての会員さんが学んだという事です。
私は、体操の技術だけを教えているというつもりはございません。 体操を通して、ともすれば体操の技術以上に大切なことが伝えられたらという願いを胸に、日々のレッスンにあたっております。
そしてここに来てくださる皆さんは、努力の末に技を体得した際に見せてくれるその笑顔で私を感動させ、力を与え、次のレッスンに向けての自信と勇気をプレゼントしてくれるのです。 こんな素晴らしい仕事、ほかにあるでしょうか。
お別れは寂しいものです。 わたしはここで、何百人もの方々をお見送りしてきました。 その度に何ともいえない寂しさを味わい、それを振り切って次の一本のレッスンへ向かってきました。
ここに訪れる皆さんは、本当に素敵な方ばかりで、私は本当に幸せ者だと思います。 私は体操を教えていますが、ここで出会った会員の皆様は、私にいろいろな議題、考えるべきテーマを与えて下さって、その度に大きな学びを得ることが出来ました。
感謝しかございません。
11周年を迎え、時代も令和へと変わり、教室も私自身も変化を迎えるべき時期に来たのかもしれません。
何らかの節目を迎える度に思う事があります。 ああ、私はやっぱりこの仕事が好きなんだな。そして何よりも、ここに来てくれるみんなの事が大切だし、大好きなんだなと。
体操の技術に限らず、もっともっと幅広く勉強して、経験を重ね、ここを訪れる愛すべき人達のお役に立てるよう努力してまいります。
というわけで今回はここまで。ご覧いただきありがとうございました☆
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